稽古場日誌

安部 みはる

葵上 安部 みはる 2026/02/17

けふはかかる日なりき

如月九日月曜日小劇場B一に劇場の下見いとこぢんまりとしまらうと席と舞台近し丗分ほどまらうと席や楽屋見定め劇場を後にし稽古場に向かふ一昨日の雪の後外の空気冷え指先冷たし半ばの商店にうまからむ花椰菜と小型赤茄子を買ひき小型...

馬込文士村演劇祭/馬込文士村 空想演劇祭 安部 みはる 2025/12/09

わたしの中にいる、りゅうを探す

こんにちは。俳優部の安部みはるです。今年も馬込文士村演劇祭の季節が巡ってきました。馬込文士村演劇祭も今年で5年目に突入です。今年は浜田廣介さんの3作品です。お恥ずかしながら、私は今回の作品を読むまで浜田廣介という作家...

オセロー/マクベス 安部 みはる 2025/01/11

劣等感に気をつけろ

あっという間に2025年が明けてしまいました。疲労困憊の年始を送る、安部です。昨年11月から『オセロー』の稽古をスタートし、話し合いを重ねながら少しずつ組み立てていっています。『オセロー』は言わずと知れたシェイクスピア四大...

馬込文士村演劇祭/馬込文士村 空想演劇祭 安部 みはる 2024/09/28

観客参加型の『ガリバー旅行記』です

『ガリバー旅行記』稽古中です。今回は『小びとの国のガリバー』のみを上演します。これが結構難しい。まず、大きな人と小さな人をどうするのか。急に異国に流れ着いた人はどうなるのか……。ほとんど何もない裸舞台で、あらゆる人とも...

夏の夜の夢 安部 みはる 2024/05/30

高島領也(たかしまりょうや)~出演者紹介その4~

高島くんといえば……わたしのくだらない愚痴を聞いてくれる数少ない人物だ。とてもひとまわり以上年下とは思えない。遠い先祖は親戚だったんじゃないだろうか。 年下といえば……後輩の面倒見がよく、最近では声枯れで悩んでいる有村友花...

僕らはみんな逃げている 安部 みはる 2024/02/08

山で熊に出会ったら逃げましょう

今は昔のこと。当時お付き合いしていた男性が浮気をした。その年はルーマニアツアー、宮城県や岡山県でのワークショップがあり全国を飛び回っていた。おまけに膝の靭帯を痛めていて病院通いも忙しかった。スキだらけだった。 浮気が発...

かもめ ルーマニアツアー 安部 みはる 2023/06/07

進化し続ける『かもめ』

何年も前に『かもめ』の第4幕ラストシーン、ニーナがトレープレフの部屋にやってくる場面を若手劇団員でペアを組んで稽古したことを思いだす。お風呂で毎日セリフをぶつぶつ練習したのが懐かしい。ロシア語を翻訳した言葉は私たちが普...

デカメロン・デッラ・コロナ 安部 みはる 2023/03/06

私たちのルネサンス

本番1ヶ月前を切り、ベタ稽古に突入した。稽古場では毎日、いろんなシーンが少しずつ立ち上がっていく。ボッカッチョの書いた『デカメロン』という作品は全部で100の物語が詰まっているので全ては取り上げられないが、とても面白い。...

デカメロン・デッラ・コロナ 安部 みはる 2023/02/15

わたしが好きな池上の風景/安部みはるのおすすめ

知る人ぞ知る、池上スポットをご紹介します。養源寺の右の小道を入ったところに「こんなところにcafe」があります。「こんなところにcafe」もイイですが、その右側に天にも昇るような階段があります。左右にお墓を見ながらどこまでも...

馬込文士村演劇祭/馬込文士村 空想演劇祭 安部 みはる 2023/01/25

誰の目でみるか

『馬込文士村 空想演劇祭2021』の作品『おたふく』の視聴券が今年も販売される。早いもので撮影はもう一年前のこと。『おたふく』は山本周五郎の短編で江戸時代の一組の夫婦とその周辺の人々を描いた作品だ。非常に慎ましく日常的でじ...