稽古場日誌
Anniversary 越谷 真美 2017/03/10
先日『オイディプス@ Tokyo 』の打ち上げの席で、先輩から「なんか似ている」と言われた。 おそらく「表情が暗い」という点においてである。 そんなご縁で ( ? ) 研修生の喜多京香について日誌を書くことになった。 彼女のこと...
オイディプス@Tokyo 越谷 真美 2017/02/03
『オイディプス@Tokyo』稽古も佳境に入ってきました。 もう随分長いこととりかかっている気がします。なんだ再演か、とはじめタカをくくっていましたが、ありとあらゆる山あり谷あり。作品も根本から見直しつつ、作り変えたり、稽古し...
オイディプス@Tokyo 越谷 真美 2016/12/16
作中「父を殺し、母と交わり子をなす」とオイディプスが授けられる神託は、ただの神話なのだろうか。現代の私たちも実は依然として強固な神託に縛られているのではないか。劇団員が自分にとっての神託を語ります。*******************...
ワークショップ学生のための演劇サマー&ウィンタースクール 越谷 真美 2016/09/05
今年も8月22日~24日にかけて「学生のための演劇サマースクール」を開催しました。初日に台風が上陸(!)して予定通りスタートできるか不安でしたが、嵐のなか集まってきた学生の皆さんは元気いっぱい。メイン講師の川村のもと、3日...
講座の後半戦がはじまったのは2月19日。 それから3月26日の本番まで、一気に駆け抜けたような気がします。 相模原市でシニアのための俳優講座がはじまって3年。 様々なことが試される公演だったと思いますが、この場所でこの講座が根...
去る3月5日の土曜日。 主宰の安田雅弘が進行を務め、学校の先生方と演劇と教育現場の接点を探る勉強会を開催しました。いつもは劇団主催のワークショップでは講師という立場ですが、今回は演劇人として、いっぱしの親として、かつて子...
つい最近 3 歳の男の子が 19 歳の暴力団員に暴行され亡くなったというニュースがありました。現場は稽古場からそう遠くない場所です。あまりに痛ましい犯行内容もさることながら、19 歳にして暴力団員という容疑者のプロフィールが気...
倉品淳子が講師を務める60歳以上の女性限定の人気講座も3年目に入りました。今回は9月から来年3月までの長丁場。ギリシャ悲劇の傑作「オイディプス」に取り組みます。といってもテキストをそのまま上演するわけではなく、今回も参加者...
タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 越谷 真美 2015/10/23
会場の吉祥寺シアターは山の手事情社で初舞台をふんだ劇場。10年ぶり、懐かしいです。当時の若手メンバーで上演した「牡丹燈籠」で寺女という、道を聞かれるだけの素朴な役をいただきました。台詞は一言、10秒もないようなシーンなの...
タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 越谷 真美 2015/10/06
子供の頃わたしにとって悲劇だったのは、ひとは皆死ぬ、ということだった。原体験はおそらく、小学校低学年のときに祖父のお葬式に参列したことなんだろうと思う。真冬の北海道、小樽からタクシーで1時間の片田舎に吹雪の中駆けつける...