稽古場日誌

桜姫東文章 喜多 京香 2020/01/31

忘れられない人

私にはかつて、ずっと片想いをしていた男の子がいました。その子に彼女ができてしまったり、私のことを何とも思っていないことがわかったりと、彼が遠ざかれば遠ざかるほど、悲しいと同時に好きな気持ちもどんどん大きくなりました。...

methods&過妄女 喜多 京香 2019/05/21

歴史の大家族

私は、1996年2月7日に、宮崎県で生まれた。それから6日後、近所でも女の子が生まれた。その子とは、生まれて間もない頃からよく一緒に遊んだ。その子の家は大家族で、遊びに行くといつもリビングはおもちゃやよくわからない書類でとっ...

あたしのおうち 喜多 京香 2019/02/03

大きな寄り道

山の手事情社の研修生になると決まった時、私はとてもワクワクしていました。元々、幼い頃からダンス一筋だったので、別の形で板の上に立つという「寄り道」のような機会は私にとって貴重だったのです。きっと、大きな収穫が得られる...

うリアしまたろ王 喜多 京香 2018/09/23

役作り

今回稽古場日誌は「稽古場ではこんな事が行われている! 」をテーマにレポート形式でお送りします。創作作業が行われている現場の様子をお楽しみ下さい! ****** 今、稽古場では酒盛りをテーマとしたあるワンシーンを稽古中であ...

喜多 京香 2018/06/19

豊かな関係

今年度より、新しく劇団員になります、喜多京香です。どうぞよろしくお願い申し上げます。 演劇経験がほとんどなかった私は山の手事情社の研修生になる前、演劇というものに対して正直、「演技が上手いかどうかを競い合うもの」のよう...