稽古場日誌
今回、演出助手として修了公演の稽古についています。演出の斉木が作品のコンセプトを考え、それを舞台上に具現化するのを手伝うのが私の仕事です。 斉木は多くを語らない男だ。付き合いは長いが未だにプライベートの事はよく知らない...
ワークショップ学生のための演劇サマー&ウィンタースクール 佐々木 啓 2016/03/01
2月12日~14日の3日間「学生のための演劇ウィンタースクール」が開催されました。集まった参加者からは「この3日間で何か掴んでやろう」「普段大学やサークルで教えてもらえないことを盗んでやろう」と意気込んでいるのがビシビシ伝わ...
山の手事情社の研修生修了公演というのは、演出家も出演者も毎年違う。シーンは研修生(役者)から出た、アイディアやネタがいくつも散りばめられて構成される。その為、出来上がるまで一概に「今回の作品は、こういうものだ!」とは...
斉木さんは私が研修生だったときの担当でした。 エネルギッシュな人で心優しく、それはもう引きずってでも研修生を引っ張って行ってくれるような人です。斉木さんと研修生の稽古を見ていて思い出すのは、まだ事務所が多摩川近くにあっ...
斉木という男は、変わっている。彼は「オイディプス王」上演のためのブレインストーミングで「舞台上で豚を殺してはどうか?」という提案をした。劇団員は爆笑したが、本人はいたって真面目なようだった。“殺す”で思い出したが、稽古...
あれからもう1年も経ったのかと、研修生たちの横顔を見つつ書いています。1年前の自分の「取り組み方」と重ね合わせたりしながら。 私自身の話になってしまいますが、私は「猪突猛進型」といいますか、「ひとつのことに夢中になると周...
毎年の、といっても個人的には今回で2度目になる研修生の修了公演。一年をかけて稽古場で自分の人生を晒し、その集約を舞台上で晒す事になる。見せたくない部分を見せる事もあるだろうし、意図せず見えてしまっている部分も多々ある...
今年も研修生修了公演の季節がやってきた。ベタ稽古期間に入り、演出の斉木さんはじめ先輩方が、研修生たちと日々熱い稽古を繰り広げている。 先日、通し稽古を見学させてもらった。通し稽古といっても構成が日々変わる。変化、変化の...
毎年、修了公演の衣装を作っている。来週からは本格的な製作に入り、睡眠時間がガクッと減る。今年の『燦燦と淡淡と』はどんな作品になるか、今からわくわくしている。 ~光と影、夢、白黒、モザイク、とける、もじもじくん、爬虫類、...
俳優の作業には終わりがないです。 役の芯に近づいてきたかと思うと、本当にこの方向で良いの? もっと違う声と身体なのではないか? 私は何を見せたいの?何がやりたいの?そもそもこの芝居面白いの?違う違う! こんなのじゃない...