稽古場日誌
ワークショップ研修生研修生稽古 中川 佐織 2020/10/19
2020年度の「劇団員になるための集中ワークショップ」を担当させていただく、中川佐織と申します。 私は、研修生たちに、「伝えたい」という気持ちを培ってほしい。 私にとって劇団山の手事情社の研修プログラムが、俳優人生の始まり...
私が演劇を始めるにあたって、大学や専門学校ではなく山の手事情社という「劇団」を選択したのは、「学校」という場所が得意では無かったからです。学校は、さまざまな人と出会える良さがある反面、人が多いのでそれだけ人との関わり...
methods&過妄女 中川 佐織 2019/06/25
チェーホフの『かもめ』は、「恋ばかし」と台詞であるように、恋愛話を軸に人間関係が構築されている。かのようだが、実際は様々な欲求と衝動を持ち合わせた人々で物語が織り成されている。そこから起こる言葉と行動というのは、不器...
中学生の頃、自分の将来は作曲家だと思っていた。でも、今、演劇をしている。実際は全く違っている。幼少から音楽をやっていても、大学を出ても、夢というのは叶わない時がある。24歳の時、一生をかけてやるんだ! と思っていた夢を...
今回稽古場日誌は「稽古場ではこんな事が行われている! 」をテーマにレポート形式でお送りします。創作作業が行われている現場の様子をお楽しみ下さい! ****** 劇団内部では、公演ごとにそれぞれに仕事の割り振りがある。私で...
テンペスト(2018年) 中川 佐織 2018/07/13
言葉がわからずとも、芝居を観て涙する。海外公演のとき、プレッシャーと同時に楽しみなことがあります。それは、海外の劇場でお芝居を観られることです。ルクセンブルクでは、山の手事情社の『テンペスト』の上演だけで他の芝居は見...
テンペスト(2018年) 中川 佐織 2018/04/05
『テンペスト』の初演は3年前の2015年。あの時演じたお気に入りの役は、今回は頑張り屋の後輩が演じます。時おり、そんな後輩が稽古をしているのを横目でみて、自分はどうやって演じていたんだろう? と思い返してみても、案外覚えて...
現在、研修プログラム修了公演『ぺとりこおる』に向けて絶賛稽古中です。公演のテーマは「熱中したこと」「忘れていたこと」です。どんな作品になるのか、ご期待下さい。 ********** 衝撃の残る映画って観たことありますか?そういう...
「出会う」って、いい響きですよね。 私もある人に出会ってから、7年間、好んで片思いをし続けていた時があります。その人のことを考えるだけで、生きていられる。どんなことも頑張れる。どこへだって出向く。お金があれば、投資もす...
Anniversary 中川 佐織 2017/03/13
今年の研修生の高島領也について紹介を、と言われ考えてみる。声が耳に残る。特徴的な声質をしている。滑舌はすこぶる悪い。 ……あれ?背が高く、顔つきも良いはずなんだか、眼つきが凄く悪い。 ……残念。話しかけると、やや顎が先にで...