稽古場日誌
オイディプス@Tokyo 中川 佐織 2017/02/11
2月になったら芝居ができてるんじゃないか? と思っていたが、そんなことは無かった。 身体も声も感情も、全然出来上がっていない。 役ともまだまだつながれていない。 自分の小さい体を大きく見せたいが、なかなかうまくいかない。 ...
俳優部の倉品淳子が講師を務める、公益財団法人相模原市民文化財団の主催による、シニアのための俳優講座Ⅱ「物語のちから」にアシスタントとして参加させていただきました。参加者が創作した様々なシーンを、倉品が演出・構成し、最終...
オイディプス@Tokyo 中川 佐織 2016/12/14
作中「父を殺し、母と交わり子をなす」とオイディプスが授けられる神託は、ただの神話なのだろうか。現代の私たちも実は依然として強固な神託に縛られているのではないか。劇団員が自分にとっての神託を語ります。*******************...
三島由紀夫の『班女』。今回、三島の作品を何故演ることになったのか? それは、遡れば3年前。まだ私が劇団に入って3年目の終わりの頃だったと思う。今回の企画者で演出と出演もしている先輩の大久保美智子が、シェイクスピアの『マク...
山の手事情社の研修生修了公演というのは、演出家も出演者も毎年違う。シーンは研修生(役者)から出た、アイディアやネタがいくつも散りばめられて構成される。その為、出来上がるまで一概に「今回の作品は、こういうものだ!」とは...
早くも、2回目、3回目の俳優講座が終わりました。残りは、あと3回。3回目の今回は、皆でイチゴを片手に和気あいあいとお祝いです!講師の倉品の誕生日が翌日にひかえており、覚 えていた参加者の方がわざわざイチゴを持ってきてくださ...
タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 中川 佐織 2015/11/14
「女殺油地獄」始まりました。お客様に観ていただく前までは、「これは絶対面白い作品になってるぞ!!」と、鼻息を荒くしていました。が、いざ本番になると、不安に苛まれます。観客は怖い。やっぱり観ないで… いや、でも私は観てほ...
タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 中川 佐織 2015/10/15
詩人の谷川俊太郎さんのエッセイ本に、“若い時、僕は不幸コンプレックスだった”と書いてあった。初めて読んだ時、凄く共感した覚えがある。言葉は悪いが、「不幸」では無い自分は、「不幸」な境遇にある人と比べると、人間として足り...
大田区の各小学校では、夏休み期間中、教室を貸し出し、様々な講座を開設する企画があります。そこに通う子供たちを対象に(一部親子で参加可能な)、授業では体験できない様々な講座が開設され、講師は、地域の方、保護者、先生方がつ...
かれこれ2ヶ月前、ワークショップ初日の顔合わせ、演出家の倉品淳子から「『私達の』道成寺を見つけられたらと思っています」とあったが、参加者の方々のほとんどが「道成寺」の内容と自分達がどうリンクするか、あまりピンときていな...