稽古場日誌
かもめ ルーマニアツアー 倉品 淳子 2023/06/16
安田氏の演出意図は初演の時から、「生きた人間」と「剥製」の物語でした。と、いわれても、よくわかんないですよね。 私は「夢」と「現実」の話じゃないかと思っています。若い頃の私には、キラキラ輝いた将来の夢がありました。それ...
シニア劇団の演出をやっていますが、そろそろシニア劇団に入れる年齢が近づいてきて、これからは同年代劇団という意識でやろうと思っている倉品です。 先日、稽古場でニュージェネレーションの一人が泣いていました。何か理由があるの...
=========新型コロナウイルスの出現によって、世の中から演劇をやる意義が問われております。そんな中、今年も研修生が集まってくれました。その中には、それぞれに様々な理由や決断があったことでしょう。そこで、今回の劇...
何十年も前のことだが、ある俳優さんと話していて、「俳優」という職業のとらえ方について彼と私との間に決定的な違いがあることに気が付いた。彼は、「俳優にクリエイティビティは必要ない。それは演出家がやってくれる。俳優に必要...
methods&過妄女 倉品 淳子 2019/05/28
一応、私にも若い頃があった。 若い頃は恋愛体質で、一人でいると寂しくて朝方5時ごろに、好きな男性に電話かけたりして、迷惑極まりない女だった。 当たり前だがそんな痛い女に付き合ってくれる男性は少なかった。 私は福岡で有名な...
ご存じのように、山の手事情社は今年35周年である。第一回目の研修生は、1996年というから、研修生というシステムを開始してから、23年が経過している。そのうち私が担当した研修生は、この1996年、2001年、そして2013年の3回だけだと...
今回稽古場日誌は「稽古場ではこんな事が行われている! 」をテーマにレポート形式でお送りします。創作作業が行われている現場の様子をお楽しみ下さい! ****** 朝のミーティングで、安田から今回の見どころについての話がある...
現代劇で、台詞劇で、しかも当て書きという、今まではどちらかというと避けてきた形態。本当に面白い体験でした! まず、共演者、作・演出家、みなさんほとんど初対面の方々ばかり。今回書き下ろしということで、作者の釘本光さんはな...
テンペスト(2018年) 倉品 淳子 2018/05/25
海外公演に限ったことではないのですが、劇団員は公演ごとに俳優とは別の役割を言い渡されます。例えば、点呼係、ケータリング係、小道具係などです。 今回のヨーロッパツアーで、私、倉品はメイク係を担当しました。プランから道...
テンペスト(2018年) 倉品 淳子 2018/03/14
山の手事情社としての海外公演は、5年ぶりのこと。2009年から2013年までは毎年のように行っていたので、なんだか久しぶりに感じます。なぜわざわざ海外で公演をするのでしょう?ハクをつけるため? まあ、多少は役立つかもね。ついで...