稽古場日誌
=========新型コロナウイルスの出現によって、世の中から演劇をやる意義が問われております。そんな中、今年も研修生が集まってくれました。その中には、それぞれに様々な理由や決断があったことでしょう。そこで、今回の劇...
演劇は不要不急な存在である。演劇のところに何か適当な言葉をあてはめてみたらよくわかる。例えば、野球は不要不急な存在である。何が楽しくて、子供だけでなく、いい大人たちが小さな球を棒っきれでひっぱたき、その行方に一喜一憂...
山の手事情社の『グラフィティ』という芝居を観た。その公演を観て、この劇団に入ろうと思ったわたしですが、その舞台では、意味不明な言葉をほがらかに語る俳優のそばをやたらと動きにキレのある俳優がつきまといながら通りすぎる。...
『桜姫東文章』の稽古が始まった。劇団で《ショート・シーン》と呼んでいる稽古をやっている。チームに分かれて、ちょっとした打ち合わせののちに、短いシーンを発表する。 過去の公演では、口から卵を吐いたり、ストッキングをかぶっ...
methods&過妄女 斉木 和洋 2019/05/15
恋話。なんて。恥ずかしくって書きたくないし。いろいろと思い出すこともあったが、ここには書けないし。ファーストキスの話をします。誰の害にもならないしね。 相手はあいき君という男の子でした。小学校の裏にタイヤをいくつかくっ...
あたしのおうちは、朝コーヒーを頼むとゆでたまごとサラダがサービスでついてくる地域にあり、お正月にはそのおうちに帰省するのだが、おうちの朝は必ず母親とコーヒーを飲みに出かけるのだ。ゆったりとした席の配置と暖房のよく効い...
今回稽古場日誌は「稽古場ではこんな事が行われている! 」をテーマにレポート形式でお送りします。創作作業が行われている現場の様子をお楽しみ下さい! ****** 東京で稽古をしていると、どうしてもついてまわる悩み。それは、...
宮城へワークショップに行ってきた。対象は高校の演劇部に所属する生徒さんたち。リーダー研修という名目で各校からメンバーが選出されて参加するということだ。これからの宮城の演劇界を支えていく人たちですね。ぜひ、よい体験をし...
テンペスト(2018年) 斉木 和洋 2018/07/17
もう何度目だろう、ルーマニア。思い返すと苦難続きのルーマニア。『タイタス・アンドロニカス』を上演したときは、会場入りした日に公演があって、怒涛のごとく本番に呑み込まれていった。前のカンパニーが上演時に使った水が舞台上...
テンペスト(2018年) 斉木 和洋 2018/03/20
この間、たまたま現在のロシアの演劇事情が話されるシンポジウムを聞く機会があった。ロシアでは、チェーホフなどの古典作品を上演することがもっぱらのメインで、観客のほとんどはどんなお話しなのか事前に知っている。すると、何が...