稽古場日誌
研修生
集団創作なんだなあ、と思う。 修了公演「燦燦と淡淡と」は研修生同士だけではなく、わたし達とボスの斉木和洋氏との集団創作によって生まれる作品だ。 先日、ボスがあるシーンを作りたいと言い出した。それは研修生が発表した《ルパ...
行き帰りの電車、家に帰り布団に入っても考える。悩む。 どういう感情で台詞を言えばいいんだ、全シーンを通して自分の感情はどう変化していくんだ、「燦燦と淡淡と」の自分って・・・考えて、考えて、考えて・・・答えが出てこない。...
春ですね。この季節がやってきました。年度末、山の手事情社では研修生修了公演の時期であります。 研修生の彼らは「今年一年間は山の手事情社で」と選んできたわけです。勇気ありますね。山の手事情社は演劇界でも相当レアですし。い...
こんにちは。研修生の長井龍太です。今回で最後の稽古場日誌になるかもしれないので、何故僕がこの山の手事情社という劇団の研修生になったのかを書いてみようと思います。 何故この劇団の研修生になろうと思ったか・・・それは、この...
今期の研修生修了公演が間近に迫ってきた。研修生達も「いよいよ俺達、あたし達の出番が来たか!」と奮い起っているに違いない。なぜなら今期は11月に劇団の公演が二本もあり、研修生達は9月下旬から稽古見学となり、本番にはスタッフ...
こんにちは、研修生の栗田直輝です。今回の修了公演で使うシーンの稽古をしていると、今年度の指導者である斉木さんの口からよく、「自分の心の中に空いた穴の底から湧き上がってくる欲望、感情が溢れ出てくるところが見たい」と言う...
先日、斉木さんにお願いして研修生の稽古を見学させていただきました。この日は、研修生が台本を使わずに自分達の力だけで立ち上げたシーンを演出の斉木さんが1つ1つ具体的に追っていく稽古でした。最初に斉木さんが芝居のコンセプ...
今回、演出助手として修了公演の稽古についています。演出の斉木が作品のコンセプトを考え、それを舞台上に具現化するのを手伝うのが私の仕事です。 斉木は多くを語らない男だ。付き合いは長いが未だにプライベートの事はよく知らない...
山の手事情社の研修生修了公演というのは、演出家も出演者も毎年違う。シーンは研修生(役者)から出た、アイディアやネタがいくつも散りばめられて構成される。その為、出来上がるまで一概に「今回の作品は、こういうものだ!」とは...
斉木さんは私が研修生だったときの担当でした。 エネルギッシュな人で心優しく、それはもう引きずってでも研修生を引っ張って行ってくれるような人です。斉木さんと研修生の稽古を見ていて思い出すのは、まだ事務所が多摩川近くにあっ...