稽古場日誌

あたしのおうち 松永 明子 2019/02/20

エッチで贅沢

子どもの頃、短い時間をロンドンで過ごした。当時わたし達家族が住んでいた同じ敷地内に、もうひとつ別の日本人の家族が住んでいた。その家族にも同じ年頃の女の子がいて、彼女とよくリカちゃん人形で遊んだ。 親同士も交流があり、日...

うリアしまたろ王 松永 明子 2018/10/20

嬉し恥ずかし衣装合わせ

俳優って衣装合わせが好きなものだと思う。 衣装はとても大事なものだ。キャラクターを批評、あるいは構成する要素のひとつであり、時には役作りを助けてくれる。俳優の相棒なのだ。その相棒との対面が衣装合わせだ。 衣装合わせの日...

テンペスト(2018年) 松永 明子 2018/07/23

ヨーロッパツアー浴室事情

入浴の喜びが分かるようになりました。湯船につかることで身体の緊張がとけ、ようやく一日を終えられます。最近になって、これを有り難く感じるようになりました。 ところが、ヨーロッパのホテルにはバスタブがない場合がある、といい...

テンペスト(2018年) 松永 明子 2018/03/17

野心の嵐

ルーマニア、ルクセンブルクでの公演にあたって、それぞれの歴史を調べることになった。そのなかでわかったこと。それは、ヨーロッパの歴史は侵略と略奪の歴史だということ。 ルーマニアの国名がまさにそれを示している。もともとあの...

ぺとりこおる 松永 明子 2018/02/08

待ってて

現在、研修プログラム修了公演『ぺとりこおる』に向けて絶賛稽古中です。公演のテーマは「熱中したこと」「忘れていたこと」です。どんな作品になるのか、ご期待下さい。 ********** それは突然やってきた。 2017年の師走はとても忙し...

傾城反魂香 松永 明子 2017/09/12

遊女の世界 入門編 その2

遊女たちが借金返済のために連日連夜、心身ともに大きなプレッシャーのもと生きていたことは前回述べた。非常にしんどい日々だ。 そうなると、遊女たちの一番の憧れは玉の輿=身請け(みうけ)だ。馴染みの客に自分の借金ごと身柄を買...

傾城反魂香 松永 明子 2017/09/11

遊女の世界 入門編 その1

『傾城反魂香』の冒頭、主人公のひとり遠山(みや)は遊女として登場する。夢のお告げ通り現れた絵師・狩野元信に恋をするが、なぜ恋に落ちるのか、そもそも彼女の背景がイマイチ、ピンとこないため共感しづらい。そこで今回は知って...

研修生研修生(体験談) 松永 明子 2017/03/16

年間ワークショップ参加者の体験談/松永明子

山の手事情社の年間ワークショッププログラムは懐が広い。自分がどれだけやれるのか、自分がどれだけ変貌できるのか、それを試すために努力する者にはとても優しい。 自分が研修生だった頃のことを思い返すと、特に修了公演間近の時期...

Anniversary 松永 明子 2017/03/11

握手しな

今回の修了公演のタイトルは『Anniversary 』という事ですが、文字通り彼らはいま記念日を迎えるために頑張っています。 山の手事情社の修了公演というのは、ただの公演じゃないんです。「俳優になるための年間ワークショップ」の修了...

オイディプス@Tokyo 松永 明子 2017/02/20

稽古スタイル1.2.3

稽古場が寒い。尋常じゃなく寒い。昨年の今ごろ、修了公演の準備期間もそうだったので、知っていたけれど、やはり今年も寒かった。稽古前に走って身体を温めるけれど、稽古中、自分が出てないシーンを床に座って見ていると次第に冷え...