公演情報
文化学院2011年度専門課程総合芸術学科演劇・声優コース演劇専攻2年卒業公演
構成・演出=安田雅弘
原作=ヘンリック・イプセン
日程=2012年2月17日(金)~19(日)
会場=文化学院13階講堂
あらすじ
文化史の学者テスマンと結婚したヘッダが、半年の新婚旅行から戻って来る。ヘッダは故ガブラー将軍の娘。美貌だが気位が高い。二人の新居に昔なじみのエルヴステード夫人が突然訪れる。彼女は家出して来たらしい。同じころかつてヘッダと恋仲だったエイレルトもこの街に戻って来ていることがわかる。エイレルトの新刊は大評判で、テスマンの教授就任をおびやかすほどである。その背後には、どうやらエルヴステード夫人の協力があったようだ。ブラック判事の家で行われたパーティーにでかけるテスマンとエイレルト。エイレルトはその帰り道に、新刊を超える内容と信じる新たな原稿を紛失してしまう。その原稿をめぐって、かかわる人すべての運命が思いもかけない方向へと動き出す。シェイクスピアに次いで世界で上演回数の多い「近代劇の父」イプセンの代表作。
一年前は自分たちで考えた《ものまね》や《漫才》や《寸劇》などを組み合わせて「メッキマンズ」という一本の芝居を作りました。笑い満載で、そう言えば《ダンス》も自作でした。二年目の今回は戯曲に挑戦しようと思います。それもイプセン。世界的に有名な、とてもすぐれた作品。つまらなくても戯曲のせいにはできません。てこずること間違いなし。一年生とともに作品の研究も終えました。しっかりせりふを解釈し、がっちり役作りに取り組んでもらいます。苦悶の連続だろう。嫌になるだろう。でも演劇のかけらくらいは手にしたいと思います。(劇団山の手事情社演出家 安田雅弘)
2012年2月17日(金)~19日(日)
無料
文化学院 13階講堂