公演情報

[2016年]えずこシアター第19回 演劇公演 パンとギターとこけしとわたし

えずこシアター第19回 演劇公演 パンとギターとこけしとわたし

作=えずこシアター
構成・演出=倉品淳子
日程=2016年8月27日(土)・28日(日)
会場=えずこホール・平土間ホール(仙南芸術文化センター)

◎「壁」/演出家 倉品淳子

えずこ20周年の企画の一つとして、里帰り公演(※裏面参照)をするため、簡単な舞台がしつらえられるように、180cm×90cmの板を用意しました。この板を使ってシーンやダンスを作っているうちに、板はだんだん壁にみえてきました。

そして、私たちは壁について考え始めました。

壁は私たちを外敵から守るためのもの。
恋人たちは壁を乗り越えて逢引をする。
壁には隠れることができるけど、向こうのこともよく見えない。
結局、壁は自分の心にあるのか?
心の壁と、前に立ちはだかる大きな壁とは違うのか?
壁という言葉はネガティブに使われがちだけれど、そもそも心に壁を持たない人なんていないんじゃないの?

でも、だからこそ、インタビュー演劇を作ることで、普通に生きていたら会わないような人と会って、その人のことを根掘り葉掘り聞いて、ひたすらその人のことを考えながら自分なりの演劇を作る。
恋人以外にこんなに他人について考えることってないんじゃないかと思います。

コミュニケーションが難しいと言われる現代の突破口となる、新しい人との繋がり方なんじゃないかって・・・。演劇のできることは、これから先まだまだあると感じました。

壁を持ち続けながら、乗り越えようとしたり、作ったり、壊したりしながらも毎日を繰り返す人間という虚しい生きものにエールを送りたいと思います。

最後に、こころよくインタビューに応じていただいたみなさん、それを許可していただいたみなさん、このお芝居の上演にご助力いただいた全ての方に心からの感謝を込めて。

最後までごゆっくりお楽しみください。

構成・演出

倉品 淳子

キャスト

安藤 俊和
砂澤 優佳里
伊藤 良昭
齋藤 真名美
曽根田 浩子
長谷野 勇希
渡辺 陽
伊藤 裕子
梶賀 まな美
坂本 友美
佐藤 順子
鈴木 美保子
鈴木 里菜
高子 美穂
中村 真知子
伊藤 真裕美
加藤 百合子
高橋 彩美
長谷野 美和子
平泉 和代
渡邊 都子
渡辺 睦
渡辺 俊夫

スタッフ

舞台監督・演出助手=斉木和洋
照明プラン=長谷野勇希
音響オペレート=櫻井 楓
記録映像=泉山朗土(ボクスグラフ)
協力=安藤あき子 高子美穂 長谷野美和子

■公演スケジュール

2016年8月27日(土)・28日(日)

■チケット

【全席自由】
一般 1,500円(当日1,600円)
U-24 700円(当日800円)

■会場

えずこホール・平土間ホール(仙南芸術文化センター)

主催
えずこ芸術のまち創造実行委員会、仙南地域広域行政事務組合教育委員会、えずこホール(仙南芸術文化センター)
協力
劇団山の手事情社、パンとケーキの店 ブローチ、宮城県大河原商業高校ギター部、弥治郎こけし村 工房きぼこ
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