公演情報
えずこシアター第12回 演劇公演 青い鳥
構成・演出=倉品淳子
日程=2009年9月5日(土)・6日(日)
会場=えずこホール(仙南芸術文化センター)・平土間ホール
えずこシアターとお芝居を作るのは3回目になります。
私たちは、一回目の「あぺどぺ」からずっと、俳優が自分のセリフやシーンを自分で作るスタイルをとっています。2回目の「どうじょうじ」ではこのスタイルを使って、すれ違う男と女というテーマを提示し、それにもとづいて材料を作りました。
今回は、「青い鳥」という作品に取り組み、そのテーマを探ってきました。たくさんの材料を出してもらいましたが採用になったのは4分の1くらい。いくらおもしろくても最終的にテーマにそぐわないものは捨て去られました。
今回最終的にテーマを決定したのは、この当日パンフレットに書いてある膨大なインタビューです。予感だけで推し進めてきた作業による混沌とした材料にこのインタビューの内容は優先順位をつけてくれました。
今回のテーマは「家族」です。
よく結婚するときに「お父さん!私幸せになります!」なんていうけれど、幸せや幸福ってなるものではなくて、一瞬一瞬の状態だとおもうんですね。だから、家族の幸せって維持するために全員の努力が必要だし、実は非常に脆いものにおもえます。
たぶん簡単じゃないです。だからかけがえがないんでしょうね。
信じられない悲惨なニュースが飛び交う時代において、「幸福」が「家族」にあるということは非常にそらぞらしいことかもしれません。しかし、そんな時代だからこそ人は狂おしいほどに幸福を追い求め、あがいているように見えます。
そんな人間の姿を少しでも見ていただければ幸いです。
青い鳥は家の中にいるかもしれません。でも子供たちは家の外に青い鳥を探しに旅に出る。
そして子供たちは家の外に行ってしまった青い鳥を探し続けるんです。
最後にこの作品にかかわっていただいたすべての人と、みていただくたくさんのお客様に最大限の感謝をこめて。
構成・指導 倉品淳子
スタッフ
演出助手・音楽=岩淵吉能
照明=長谷野勇希
照明オペレーター=金森京子
音響=板橋隆之
舞台=日下博幸
舞台技術=名郷根秀浩 山木寛紀(東北共立)
宣伝美術=関野亜紀子
映像記録=鈴木 拓
制作=えずこシアター
2009年9月5日(土)・6日(日)
【全席自由】
一般 1,000円(当日1,200円)
学生 500円(当日600円)
えずこホール(仙南芸術文化センター) 平土間ホール