公演情報
構成・演出=安田雅弘
●富山 利賀・新緑(はるの)フェスティバル'95参加
日程=1995年4月29日(土)~30日(日)
会場=利賀山房(富山県利賀村)
●東京(下丸子)
日程=7月5日(水)
会場=大田区民プラザ
●東京(新宿)
日程=7月13日(木)〜16日(日)
会場=スペース・ゼロ
ロマンティックで切なくてなおかつ滑稽なラブ・ストーリー
『夏夢ちゃん』について
W.シェイクスピアの『夏の夜の夢』では、舞台となる「森」に3つの異なった世界がはじめ錯綜し、やがて融合していきます。そこは妖精たちには「すみか」であり、若者4人には「狂乱の場」であり、職人たちには「異空間」です。今回はその中で「若者4人」に焦点を絞ろうと思います。彼らの狂乱は「恋の三色すみれ」によって引き起こされます(森の全騒動がそれによって起こり、また大団円を迎えるのですが)。「恋の三色すみれ」とは私たち人間を「恋」に駆り立てる得体の知れないエネルギーの象徴です。それは3つの錯綜した世界を包み込む「森」という混沌の「へそ」のように思われるのです。「若者4人」の恋物語に加えて、「職人たち」によって演じられる悲劇的滑稽劇(実はこれも「若者の恋」が主題です)、さらに「現代の若者」がそのエネルギーをどのように感じ、受け入れているのか。それら3つの「恋物語」を軸に《ハイパー・コラージュ》の手法を駆使して「恋の三色すみれ」の正体に迫れればと考えています。
スタッフ
舞台監督=小林潤史
照明=関口祐二
音楽=江村桂吾
衣装=大峽美佐子
舞台美術=平野恵子
宣伝美術=福島治
制作=奥林啓史・南千歩・平口雅世
1995年7月13日(木)〜16日(日)
前売 3200円
当日 3700円
スペース・ゼロ