[ チケット予約 ] 山の手事情社 …[チケットお申込みはお電話03-3469-0511(ザ・スズナリ)までお願いいたします(2003.1.10)]
:03-6410-9056 ticket@yamanote-j.org
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[ お問合せ ] 山の手事情社/UPTOWN Production Ltd. 03-5760-7044
公演情報
劇団山の手事情社公演
時代は正義を求めている。
元禄以来絶えて上演されることのなかった並木宗輔の名作を山の手事情社が平成に読み解く。
世は南北朝時代、足利尊氏と新田義貞が天下をあらそう戦乱の時代。
新田の家臣、塩治判官(えんやはんがん)高貞は足利軍にやぶれ、降伏した。足利がうばった新田の家宝を返してもらうかわりに、塩治は新田の愛人、勾当内侍(こうとうのないし)をさしだす。
天下の美女を手にいれた尊氏の弟、直義(ただよし)は塩治に心をゆるし、むほんのたくらみをあかして仲間にひきいれる。一方足利の重心、高師直(こうのもろのお)は、直義のあやしい動きをさっして、これを阻止すべく、計略をはりめぐらしていく…。
「太平記」をもとに、男たちのあらそいのかげでうごめく夫婦の愛憎、親子のきずなと裏切りを描いた、並木宗輔の一大傑作!
渡辺保(演劇評論家)
安田雅弘の、近松の「傾城反魂香」を見たときは、私は一驚した。文楽や歌舞伎と違って近松の原作全体を押さえて、作者が書こうとした主題---藝術と政治の関係を見事に浮かび上がらせていたからである。
今度は並木宗輔の、幻の名作「狭夜衣鴛鴦剣翅」だという。ここには「忠臣蔵」で有名な高師直と顔世御前の恋がまったく別の角度から描かれている。それはいつの世にも変わらぬ男と女の問題であり、家庭の問題である。それが現代性をもってどう蘇るのか、今から初日が楽しみである。
このテキストの面白さは、時代ものでありながら、女性も魅力的に描かれている点にある。つまり出て食う男性も女性もそれぞれに正義を持ち、互いにたたかわせ、しかもしれが平易なことばで語られている。正義、と聞くと、なにやらやっかいでうさんくさいものだと私たちは感じる。しかし、ひるがえって、私たち一人一人が「正しいと信じられる」もの、すなわち「道理」や「倫理」といったリクツをもっているのか、と問われればはなはだこころもとない。正義は一つではない。そんなことはわかっている。わかった上で自分の正義を他の人にぶつけることができるのか、いま日本人にもっとも問われているのはそのことだと思う。「どこにも動き出せないでいる」私たちをもっとも動かす力を持っているのが「正義」なのではないかと、このテキストを読んで強く感じる。(安田雅弘)
照明=関口祐二(balance,inc) 音響=斎見浩平 舞台監督=海老沢栄 衣装=寒河江真紀(lame☆trap) 宣伝美術=福島治 演出助手=小笠原くみこ 制作=高橋桃子・福富はつみ
製作=UPTOWN Production Ltd.
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1/11 sat |
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14:00 | ![]() |
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19:00 | ![]() |
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★ホリデーナイトスペシャル★13日(月/祝)19:00の回は全席3,300円(劇団予約のみ)
[ 料金 ] 全席指定 前売 3,800円 ・当日4,200円・学割2,800円/ 前売開始:2002.11.30(土)
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劇場の地図はシアターガイド・オンライン「劇場案内」を利用させていただいています。