公演情報
構成・演出=小笠原くみこ/監修=安田雅弘
原作=泉 鏡花
日程=2023年11月3日(金・祝)~5日(日)
会場=山の手事情社アトリエ
泉 鏡花は、幼い頃に母・鈴を亡くし、後に師匠の大反対を押し切って、すずという名の女性と結婚します。鏡花は、亡き母の存在をどこまでも追い求めていたのだと推察され、「天守物語」に登場する富姫は、鏡花にとって、自分の存在を認め包み込んでくれる女性、すなわち幻の母のような存在なのではないでしょうか。この物語は、明確に設定されていませんが、主従関係が絶対の封建時代とされています。社会と個人の間にある軋轢に悩み、癒しの存在を求めることは、現代でも変わりません。まさに、その真っ只中にいる現代の中年たちが、天守閣とはお世辞にも言えないアトリエの屋根裏のような場所を会場に、オジサンオバサンならではの『癒しのファンタジー』をお届けします!
(構成・演出 小笠原くみこ)
● スタッフ
選曲・音響&照明オペレーター … 鹿沼玲奈
映像オペレーター … 名越未央
衣装製作 … 名越未央 安部みはる
制作 … 福冨はつみ
● 賛助会員
ana! Gisela 石垣重男 亀田 薫 こうせい 佐々木 均 シエ しおんらぽーる シュワッチ スッシー関根恭子 互 盛央 高澤秀子 多村惠以子 としちゃん 刀根幸二事務所 topaz924 羽根田 誠・紀子 ハルカ 松戸の隠居 まーぴょん マープル もみじ 横山義志 吉峯裕毅 米本直樹 詠み人知らず 匿名 (敬称略)
11/3(金・祝) | 11/4(土) | 11/5(日) | |
13:00 | ■ | ■ | |
14:00 | ■ | ||
17:00 | ■ | ■ | |
18:00 | ■ |
※ 受付・開場は開演の20分前
2,000円
※ 全席自由席です。
※ 当日券はございません。事前にご来場日時をご予約ください。
2023年9月20日(水) 12:00~受付開始
山の手事情社オフィス
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電話 03-6410-9056
メール info@yamanote-j.org
上記いずれかの方法で、お名前( ふりがな)、ご希望日時、人数、電話番号をご連絡ください。
予約フォームもしくはメールでのご予約は、こちらからの返信をもちまして予約完了です。
3日以内に返信がない場合はお問合せください。
チケットは発行いたしません。料金は当日お支払いいただきます。
東京都大田区池上4-2-8
(東急池上線 池上駅 徒歩8分)
※ 駐輪場・駐車場はありません。公共の交通機関をご利用ください。
※ 会場は靴を脱いでご入場いただきます。
※ 会場は3階です。階段をあがっていただきます。エレベーターやエスカレーターはございませんので、ご了承ください。
播磨国姫路にある白鷺城。この天守の最上階である五重には、獅子頭が据えられています。ここには夫人・富姫をはじめとした異界の者が棲みつき、人間が立ち入ることを許さず、下界のおろかな人間たちを眺めながら暮らしていました。ある日、富姫を姉と慕う亀姫が訪れ、宴がおこなわれます。富姫は播磨守自慢の白鷹をとらえ、亀姫に土産として渡します。その夜、播磨守につかえる鷹匠・姫川図書之介が鷹を探しに現れます。富姫は、天守へ来た証拠として播磨守秘蔵の兜を図書之介に渡し、生かして帰しますが、兜を盗んだ疑いをかけられ、再び天守へのぼってきます。追手に追われる富姫と図書之介は、獅子頭に隠れますが……
劇団 山の手事情社では、2010 年から2015年まで、30 歳以上の社会人を対象にした演劇ワークショップを8 回実施。さらに踏み込んだ演劇との関わり方を模索するため、プロジェクトを発足。社会生活に少し息苦しさを感じて放浪した結果、このプロジェクトへ参加というのがプロジェクト名の由来。メンバーはごくごく一般的な生活を送りながら週末のみ稽古を続けている。2017 年にシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』発表会をおこない、2019年にチェーホフの『三人姉妹』を上演、2021年はコロナのためオンラインで創作したモリエールの『気で病む男』を配信。
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