公演情報
えずこシアター第18回 演劇公演 牡丹燈籠
原作=三遊亭圓朝
演出=倉品淳子
日程=2015年8月29日(土)・30日(日)
会場=えずこホール(平土間ホール)
筋も台詞も俳優自身で作る「構成演劇」という形態にこだわってきた私たちですが、今年は台本のある演劇に挑みます。
それ、普通じゃない? いえいえ、とても高度な技術を要するのです。だって130年前の三遊亭圓朝さんっていう噺家さんが、そのまた、100年前の江戸時代の事を書いたお話ですよ。それを自分の言葉としてしゃべるんですから!
この作品、とにかくいろんな欲望にまみれてます。お世話になってる旦那がいるのに浮気しちゃう女、お金に目がくらんで盗みを働く夫婦、邪魔になった人は殺しちゃえ!いやはや、人間はもともと欲にまみれた汚い存在なのだと、圓朝は云っているのかもしれません。「人間ってやつはまったくしょうがねえなあ、まあ、そこが面白いんだけどよ」という声が聞こえるようです。
人間の欲望は果てしない。そして、行き過ぎた欲望から生まれる復讐もまた、終わりがない。今、岐路に立つ日本で、この作品を上演することの意義を感じずにはいられません。
倉品淳子
スタッフ
演出助手・舞台監督・選曲=岩淵吉能
音響=本儀拓(キーウィサウンドワークス)
照明=長谷野勇希
照明オペレーター=遠藤みのり
舞台技術=名郷根 秀浩(東北共立)、作間洋平(東北共立)
衣装=竹内陽子
宣伝美術=渡辺陽
記録映像=小西一也(THE BIG SLEEP)
2015年8月29日(土)・30日(日)
【全席自由】
一般 1,500円(当日1,600円)
U-24 700円(当日800円)
えずこホール(平土間ホール)